ロータリーレート2020年8月のレート

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工藤 智教ガバナー メッセージ vol.2

災害とロータリーの支援

 7月4日の会員基盤向上セミナー挨拶の冒頭で、熊本の豪雨災害をお話しました。帰宅してニュースから知る被害状況は、東日本大震災と変わるところない悲惨なものでした。

 私のお寺のお檀家さまに、関東大震災(大正12年1923年9月1日)を経験した方が二人居りました。1人は大学生として品川に寄宿していて遭遇しました。振動が強くて部屋の中を立って歩くことができず、這って建物の外へ出たという。千住に住む親戚を目指して歩く道々、瓦礫が散乱し、座るひと、横たわるひと、死んでいるのか、生きているのか、そういう惨状の中を歩き続けたと教えてくれました。

 もう一人は女工さんとして勤めていました。工場の天井から太い梁がドーンと落ちて、自分は梁と梁が支え合う空間に入ってしまいました。振動が落ち着いたのを見計らって、木々の空間を探し、探して外へ出たと、怖くて泣きながら夢中で動いたと思い出しながら語ってくれました。

 東日本大震災支援の折、陸前高田市の流失したお寺の裏山で被災者と一緒に居ました。山の上と下の連絡は、昔の利器メガホンが、大活躍です。中三の娘さんが顔にブツブツが出て診療所に行きました。帰って来て母親への報告は、顔を洗い清潔にすれば治るとの診察で、薬は出なかったとのこと。飲み水の確保が第一の状態だから、洗顔に水は使えない時でした。その娘さんは岩手大学から大正大学3年に編入し宗教を一生の仕事にすると勉強しています。

 東京RCの記録によると、関東大震災を知った国際ロータリー、そしてRI会長、シカゴ、ニューヨーク、サンフランシスコなどから続々と義捐金や救援物資が到着。そのクラブ数は503クラブに達したという(1970年当時の貨幣価値で約3億円)。この話を知って私は、たいへん感動したのです。震災があった1923年、すでに救済の手を伸べる組織、今のロータリー財団を作っていたことに驚きました。

 関東大震災で、ロータリーの支援金で救われた人たちは、私たちの父や母や親せきかもしれません。東日本大震災でロータリーの支援金で救われた人たちは私たちの友人かもしれません。そのお礼に心を込めて財団寄付をしたいものです。ロータリーの仲間が貴方の代わりに、その寄付をどこかの誰かに役立つよう働かせてくれます。自分が足をそこまで運ばなくてもできるのです。支援金・寄付金は取られる・取る、ものではないと思う。真心を乗せて届け、役立ててもらうものです。

 熊本や鹿児島の人たちは大水害を受けて苦しんでいます。手を差し伸べ、真心を届けましょう。

RI会長のメッセージ

2020-2021年度 RI会長 ホルガー・クナーク

2020年8月

グローバルパンデミックや社会正義を求める声の高まりなど、2020年ではすでに歴史的な変化が起こっています。この世界は常に変化し続けていて、ロータリーもその世界を映していることを思わされます。

奉仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップという私たちの中核的価値観を常に大切にしながら、耳を傾け、適応していかなければなりません。こういった価値観を体現し、生活のすべての局面において四つのテストを実行していけば、どんな時代でも世界を導くことができます。

ロータリーがその適応能力をしばしば実証してきたことを誇りに思っています。パンデミックに直面しても、ロータリーは立ち止まることがありませんでした。オンラインでの会合に移行し、奉仕の新しい方法を見つけました。中止されたホノルルでの2020年ロータリー国際大会は、初のバーチャル国際大会として開催されました。従来の例会に加えて、携帯電話やパソコンを使ったオンラインでの例会と、毎週どこでも柔軟に会合が開かれています。ロータリーは今も、これからも、いつでもつながりを求める人びとがつながることを可能にします。

オンラインと対面式の会合をどちらも活用しているのが今は特にありがたいと話してくれた人もいます。どうすれば、この動きをさらに発展させて、この機会にロータリーが今後も躍進するために変化を取り入れていくことができるでしょうか。
新しい種類のクラブを支援することがその鍵となると私は思います。こういったクラブはもはや実験的なものではなく、今日のロータリーの一部を確かに成しています。従来のクラブに加えて、Eクラブ、ローターアクトクラブ、活動分野ごとのクラブ、パスポートクラブがあります。こうして新しい種類が加わることで、ロータリーはこれまで以上に開放的で、柔軟で、新会員にとって魅力的な団体となっています。これらのクラブを訪問して、アイデア交換や提携を行い、ほかのクラブや地域社会に知らせていきましょう。

ロータリーには成長が必要だということは誰もが同意するところですが、ときに、数だけを気にしてもっと大切なことを見失ってしまうことがあります。せっかく会員数が増えたとしても、翌年に新しい会員たちがクラブを去ってしまっては意味がないのです。ロータリーを持続的に成長させましょう。活動参加の豊富な選択肢があれば、会員は活動に参加し続け、ロータリーが他団体とは違うことを地域社会に実証してくれます。規則にこだわるよりも、従来の例会のほかにもさまざまな方法で集うことにロータリーが重点を置くようになったことを喜びましょう。

会員のためにできることをすべて実行しているかどうか、そして奉仕する地域社会を反映しているかどうかを問い、そして正直に答えるために、年次戦略会合を開催することを各クラブに推奨します。国際的なレベルでもこのアプローチが採られています。本年度はRI理事会で過去最多の6名の女性が理事を務めていることを誇りに思います。どのレベルにおいても、この変化を押し進めていきましょう。ロータリーが今後発展していくためには、これまで以上にさまざまな視点と多様性が必要となります。

本年度、そしてそれ以降も、変化に適応して敏捷でありつづけるための新しい方法を模索するロータリーの試みを想像すると胸躍る気分です。しかし、私はロータリーの変わっていない部分、今後も変わらずにありつづける部分にもインスピレーションを得ています。それは、友情、ネットワーク、倫理、そして奉仕です。これらの価値観こそ、ロータリーの魅力の源なのです。

ロータリーの創立者ポール・ハリスがかつて言ったように、ときには革命的にならなければいけないこともあります。今がまさにそのときです。中核的価値観を守りつつも、変化を取り入れてより強固な存在になるために、ロータリーは機会の扉を開きます。それこそ無限に。

ガバナー公式訪問レポート #1 秋田北RC 7/14

日時:2020年7月14日(火) 11:15~
会場:秋田キャッスルホテル
会長:藤枝 信夫
幹事:加賀屋 久人

2020-2021年度、第1回ガバナー公式訪問は、昨年度嶋田康子ガバナーを輩出したご縁から、秋田北ロータリークラブをご指名いただき、お迎えをさせていただきました。

当日はガバナー工藤智教様、中区ガバナー補佐の岡本啓一様に面談をしていただきました。

当クラブからは会長・幹事に加え、小南前会長・小松前幹事の4人が参加しております。

工藤ガバナーから昨年度のガバナー輩出、当クラブの協力に対して労いのお言葉をいただく一方、さらに地区としてステップアップするために一層の努力を求められました。

特に会員増強とロータリー財団への支援を強く要請されています。

その後例会において、地区幹事 明石久和様、地区財務委員長 乳井仁様も同席のもと講話をいただき、地区方針を中心に丁寧にご説明いただきました。

本年度創立50周年を迎える当クラブにとって非常に良い機会をいただき、感謝申し上げます。益々地域に奉仕する団体として会員各自の研鑽を深めて参ります。

秋田北ロータリークラブ  幹事 加賀屋 久人

ガバナー公式訪問レポート #2 大曲中央RC 7/15

7月15日(水)グランドパレス川端にて、工藤智教ガバナー、橘百合子ガバナー補佐、同行の野口和哉氏、桑山教善氏をお迎えして、公式訪問が行われました。

11:00~面談:ガバナー、ガバナー補佐と会長、幹事で行い、会員も傍聴しました。

「クラブ活動計画書」に基づいて会長から運営方針、目標を説明した後、ガバナーから下記のようなご指導・ご助言をいただきました。

少数会員だが、女性を含めて団結力が強く、特色ある活動をしている・会員増強は既に1名増を達成、良かった。
例会で「ロータリーを語ろう」「目的」唱和の実践はロータリーの理解を深め、底辺が広がり、何かが変わる。
「呈茶訪問」等クラブの特性を生かした活動を継続している事を評価する・寄金も世界に役立つ事だから継続してほしい。
12:30~例会:[ガバナーご講話の要旨] (20分)

RIクナーク会長のメッセージ視聴後、RIテーマの「機会」は「縁」と思う。一人一人のロータリアンがロータリーの考えを広めよう。自分達で縁を広めて、チャンスを作ろう。

ロータリーの高潔性が低下している今こそ、クナーク会長の言う「再生」の時です。世の中の動きを捉えて変わる時です。

ガバナーの慈顔で語られるお話は心に深く沁み、今後の活動のエネルギー源になりました。有り難うございました。

講話後、野口さんから「地区大会」のPR

11月7日(土)~11月8日(日)(プラザ杉の子)
記念講演:明石康氏 (DVD)

2020-2021年度 会員基盤向上セミナー 2020年7月4日/プラザ杉の子

国際ロータリー2540地区 2020-2021年度
会員増強・ロータリー財団・米山奨学会・危機管理
会員基盤向上セミナー 報告書

議事録作成 浅石敏明(花輪RC)

  • 日時 2020年7月4日(土)午後1時~午後4時30分
  • 会場 大館市 プラザ杉の子
  • 参加者 166名登録 米山記念奨学生 7名 ウェブ参加 1名 司会浅石敏明(花輪RC)

2020-2021年度の会員基盤向上セミナーが7/4(土)大館市のプラザ杉の子にて開催されました。参加者はガバナー、ガバナーエレクト、パストガバナー、ガバナー補佐と地区役員、地区委員、各クラブ会長、幹事及びクラブ委員長など総勢160名が出席して開催されました。今回、講師を予定していた元米山奨学生の陳良慶様は、新型コロナウイルスの関係で事前中止となり、急遽Zoomによる講話と成りました。

工藤智教ガバナーの挨拶で始まりました。RI会長のホルガー・クナークさんが常に言っておられる、私たちは変わらねばならないを、米国の企業が倒産した例を用い話されました。もう一つ、米国の昨年度ある地区のガバナーエレクトが資格喪失した例を用い、危機管理をRIも取り入れなければならない事でした。

会員拡大増強については、地区会員拡大増強委員長の斎藤全平氏が会員拡大の為の資料を各種類準備し、又会長に資料を配布して会員拡大の事例を紹介しながら会員拡大をお願いしました。クラブはどうすれば活性化する?変えるのは会員皆さんお一人おひとりです。今よりもっと楽しいクラブを作りましょう。長期基盤確立については、地区長期基盤確立委員長の淡路徹氏が長期基盤確立委員会とは何か、クラブはどうすれば活性化する、クラブ会長の皆様へと会長の役割をお話しました。

ロータリー財団については、地区ロータリー財団委員長の塩谷國太郎氏が、地区補助金申請に各クラブより1,000万円の申込が有ります。今年度の地区資金は3年前の財団への寄付金の50%で約600万円です。現在審査中ですのでもう少し待って下さい。ロータリ財団の歴史と支援(募金)は『年次基金』『恒久基金』『ポリオプラス基金』の三つ有る説明と地区補助金の活動事例を話されました。

ロータリー危機管理については、地区危機管理委員長の宮下正弘氏が、危機管理について『ハインリッヒの法則』の1:29:300を用い、事故を未然防止する法則を説明しました。学生に与えた2つの“3K”、危機管理と72時間ルールに従うRI報告手順を話されました。

休憩後、地区ロータリー学友委員長の土田博美氏より元米山記念奨学生の陳良慶さんを紹介して頂きました。陳良慶様は台湾出身(2011学年度2540地区米山奨学生、秋田東RC)現在東芝インフラシステムズ在籍です。

陳良慶様の講話は、秋田で学んだこと、ホストクラブにお世話に成ったこと、秋田の混浴露天風呂の楽しい思い出、現在の仕事と米山奨学生に向けた就職活動のアドバイスを話されました。

ロータリー米山記念奨学2020学年度奨学生を地区ロータリー米山記念奨学委員長の阿部大助氏の紹介で7名の奨学生の自己紹介をして頂きました。

『米山梅吉物語』を㈶ロータリー米山記念奨学会理事の村上勘一氏のお話でお聞きしました。米山梅吉氏の生誕から米山家へ養子に出されたこと、単身東京に出て勉学に励んだ事、アメリカ留学を目指し東京都の職員として資金を作ったことからアメリカ生活と帰国後の氏の活動を詳しく語って頂きました。

最後に工藤智教ガバナーの講評では、いろいろな事を学んだと思います。参考になったはずです。発表の話を各クラブに呼んで欲しいです。今日の話はロータリーの約束事、基本です。しかし堅苦しく、重く考えないで下さい。駅ピアノを例に、知らない人が集まって弾き・歌うように、ロータリーも町に広がって行く、軽い気持ちで集まっていくロータリーにしましょうと終わりました。

残念ながらコロナ禍の為懇親会は開催出来ませんでした。

工藤智教ガバナー

斎藤全平会員拡大増強委員長

淡路徹長期基盤拡大委員長

塩谷國太郎ロータリー財団委員長

宮下正弘危機管理委員長

土田博美ロータリー学友委員長

各クラブ会長・幹事

リモートで出席した陳良慶君

米山奨学生

秋田ローターアクトクラブの設立について

秋田ロータリークラブ
2019-2020年度インターアクト・ローターアクト委員会
委員長 進藤文仁(国際ロータリー第2540地区2019-2020年度 IA・RA委員長 兼務)

秋田県内の各大学で様々な学生団体が素晴らしい活動をしているものの、地域とのつながりや他大学の団体間のつながりが希薄で、交流の持てる場としてのローターアクトクラブ(以下、RAC)への期待は大きく、次世代を担うリーダーの育成が潜在的な課題でした。

秋田RCとしてもRACの設立は、正に「ホップ・ステップ・ジャンプ」の3年間であり、2017-2018年度佐野会長の下、RACの設立に向けた方針が打ち出され(ホップ)、2018-2019年度岡本会長の下では、具体的な役割や担いを明確にした組織づくりのためのニーズを把握(ステップ)いたしました。2019-2020年度佐藤会長の下、県内大学を基盤として7月16日には大学生を中心に発起人10名で設立に向けた話し合いを行い、その後は(仮称)秋田RACとして設立に伴う事務手続きを行い、2019年12月4日付にて国際ロータリー マローニ会長より結成認定状を頂戴いたしております(ジャンプ)。秋田RACのIDは、217604です。具体的なアクションに進む段階で、新型コロナウィルス拡大防止に伴い年度内に予定していた活動に進めなかったことが心残りですが、諸般の事情で延期しておりました設立総会(式典)、懇親会は6月23日に嶋田ガバナーにご臨席を賜り、ロータリアン17名、ローターアクター8名(6名はオンライン参加)にて開催することができました。ロータリアンとローターアクターを縦軸、ローターアクター同士を横軸として例え、縦軸と横軸の連携強化を図り、協働事業を行うことで次世代を担うリーダーの育成を支えて参りたいと思います。

  • 例会日 1回/月(当面は秋田RCの例会に参加予定)
  • 例会場 あきた文化産業施設 松下及び、秋田RCの例会会場
  • スタッフ 会長 松岡叡美(株式会社せん)/顧問 石井宏典(秋田市地域おこし協力隊)
  • 副会長 三浦裕揮(国際教養大学大学生)/幹事 石川 愁(国際教養大学大学生)
  • 会 計 塚本圭稀(国際教養大学大学生)
  • 活動方針
    • 1.秋田RACの例会を用いた組織の活性化(横軸連携)
    • 2.秋田RCの例会に参加をしてリーダーシップを学ぶ(縦軸連携)
    • 3.秋田RC、秋田RACで奉仕活動を基軸とした協働事業の開催

秋田ローターアクトクラブの設立について

秋田ローターアクトクラブの設立について

秋田ローターアクトクラブの設立について

秋田ローターアクトクラブの設立について

新会員紹介

秋田中央RC 井上浩司

職業分類:ホテル
勤務先:秋田ステーションビル(株)
役職:代表取締役社長
紹介者:平澤敦夫

秋田北RC 荒谷はるか

職業分類:広告業
勤務先:(株)エポックコミュニケーションズ
役職:専務取締役
紹介者:嶋田康子

秋田北RC 村上和也

職業分類:生命保険
勤務先:第一生命(株)秋田支社
役職:支社長
紹介者:石黒寿佐夫

大曲中央RC 佐藤登

職業分類:自動車販売
勤務先:有限会社 南オート
役職:取締役会長
紹介者:小池澄夫

湯沢南RC 菅野一明

職業分類:製造業
勤務先:秋田銘醸(株)
役職:取締役
紹介者:高橋俊市

湯沢RC 中川英明

職業分類:仏教
勤務先:長谷寺
役職:住職
紹介者:小田原豊満

PHF/ MPHF 紹介

浅石 敏明

花輪ロータリークラブ
表彰分類:MPHF5回目
入会年度:2001年
2015~2016年度 会長

ガバナー月信2020年8月号(PDF版)

ガバナー月信2020年8月号 PDF版

事務局便り

  • 地区行事
    • 〔ガバナー懇談会〕
    • 日時 8月6日(木)14:30〜16:30
    • 場所 プラザ都(能代市)
    • 出席義務者 ガバナー、直前ガバナー、ガバナーエレクト、地区幹事、次期地区幹事、書記
  • 公式訪問日程
    • 8月3日(月)本荘東RC
    • 8月4日(火)本荘南RC
    • 8月6日(木)能代白神RC
    • 8月20日(木)五城目RC
    • 8月25日(火―昼)横手南RC
    • 8月25日(火―夜)西馬音内RC・湯沢南RC・稲川RC
    • 8月26日(水)横手RC
    • 8月27日(木)大曲南RC

2019-20年度 6月の会員数・出席率

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