RI会長のメッセージ
今年度も、はや4分の1が過ぎました。ロータリーが成長し、より多くのことを達成できるように、皆さま励んでおられることと確信しています。そして、「Each One, Bring One(みんなが一人を入会させよう)」のイニシアチブで、どなたか1人をロータリーに紹介されていることと思います。
ロータリーに入会したばかりの頃を思い出すことはありませんか。私はしょっちゅうです。というのも、奉仕の力を発見したあの頃こそ、今日の私を形づくってくれたからです。ロータリーに入会した時、クラブはインドの農村での活動に力を入れていました。トイレもなく、人が体を洗う池の水を飲み、木の下に子どもたちを集めて教室を開いているような所です。最寄りの診療所が数キロ離れた場所にあることもしばしばで、たいした治療も受けられません。しかし、ロータリークラブが奉仕プロジェクトを行ったことで、村にはトイレが設置され、安全な飲料水が飲めるようになりました。子どもたちのための教室や、近くにヘルスケアセンターもできました。
ロータリーのおかげで私の心に火がつき、私は自分の周囲だけでなく、人類全体に目を向けるようになりました。奉仕活動が日常生活の一部となり、「奉仕は地球で暮らすための使用料である」という、今日も私の信条となっている思想にたどり着きました。
ご自分やクラブの心を再び燃やしたいとお考えなら、地域社会の経済発展月間である10月は、まさにそのチャンスです。職業訓練や資金援助、経済的独立支援などのプロジェクトで貧困地域の人々の暮らしをよくするために尽力すれば、地域社会の経済発展を助け、成長を維持させることになるのです。
こうした支援は切実に求められています。国連によると、全世界の人口のうち約9%の人々(約7億人。その大半がサハラ砂漠以南のアフリカに居住)が、1日1.90ドル(約200円)未満で暮らしているといいます。私たちは地域社会の発展と、起業家の支援を積極的にすることで、その人々の暮らしをよくすることができます。
また、地域の学校やコミュニティーカレッジで職業訓練を実施したり、金融機関と提携して融資を受けやすくしたり、起業家支援を行うことで、実業界に橋渡しをしている非営利団体と協力することで、みなさんの地元でも地域の経済を発展させることができます。
もちろん、盤石な地域社会というものは、しっかりした公衆衛生がなければ築き上げることはできません。世界ポリオデーである10月24日には、ポリオ根絶に向けたロータリーの偉業を共に喜びましょう。同時に、まだ根絶が実現したわけではないことも忘れてはなりません。あらゆる子どもにポリオワクチンが行き渡るようにするためには、資金集めや意識向上のために皆さまの協力がまだ必要です。どうか、この大事な日のためにクラブを動かし、endpolio.org/world-polio-dayでの募金を呼び掛けてください。
これまでの人生で、奉仕に私は生きがいを見つけてきました。皆さまの多くがきっと同じだと思います。今月は、私と共に地球のよき住人として、他の人々やその地域社会をより良くしようではありませんか。力を合わせれば、みんなの人生を豊かにするために、奉仕することができるのです。
ガバナーメッセージ
新年度スタートから、間もなく第一四半期(7月~9月)が終わりますが、私たちの日常が新型コロナ感染の影響で一変しました。私たちを取り巻く環境は大きく変わり、コロナ前の通常とは大きく異なる事態に直面して驚いています。例会や会合を通して、奉仕を実践することで「世界を変える行動人」として活動することが、難しくなったような気がします。これまで助けを必要としている人々に、迅速に支援を提供するために行動し、協力して参りましたが、このような状況下で今後も続けられるか心配になっています。
しかし、このような時こそ、地域のリーダーとなって迅速に支援を提供することは重要なことだとも考えています。
コロナウィルスに、有効な対策の「カギ」とされているワクチンの接種も進んで、有効性が数字に表れ認められています。然し、一喜一憂せずに専門家の意見を尊重し受け入れることが肝心と思います。早くも「第5波」の流行を許してしまい、全国の新規感染者のピークは、8月20日の2万5800人だったと報道されて驚きました。9月にはいりピーク時の10分の1程度の2674人になったが、厚生労働省は「第6波」に備え、コロナ医療提供体制の見直しに着手したとのこと。備えあれば患いなし。
今年も集中豪雨が、時と場所を選ばずに発生しているのが気掛かりです。
7月3日、熱海市で土砂崩れの災害が発生した。第2620地区(静岡県・山梨県)で発生したもの。7月5日から7月30日まで、2540地区内42クラブへ支援金の協力を要請、38クラブから105万円を超える支援金あり、即送金
8月13日、14日長崎県と佐賀県に大雨特別警報線状降水帯発生、
大雨特別警報が、佐賀県・長崎県に発表された。被害多数。第2740地区(長崎県、佐賀県)で発生したもの。9月1日から9月20日まで2540地区内35クラブから102万円以上の支援金あり、即送金。いずれも迅速な支援に提供しました。
コロナ禍にあったにも拘わらず、地区内クラブそれぞれが速やかな対応で、支援の提供に努められた事に感謝を申し上げます。会員皆さま、善意の行動に感謝。
今後も想定される案件ですので、対応等について理事会などで検討されておく事をお勧め致します。
「ガバナー公式訪問」は、7月20日の大館RC・大館北RC・大館南RC央館中央RCさんの合同公式訪問から始まり、今月末の30日の横手東RCさんで19クラブ目の訪問になります。楽しく訪問活動をしておりますが、特に面談は楽しく、歓談になるほどです。各地区ガバナー補佐さんの事前訪問が大きな架け橋となっている事に間違いないと思っています。活動計画でご紹介したいユニークな計画がたくさんありましたが、紹介コーナーの作成が整わず焦っていますが、順次作成中。
公式訪問あ・ら・か・る・と
◎公式訪問:面談:例会を通して見た年度計画は、知恵を絞り、工夫を凝らしたアイディアに満ちたものでした。一部を紹介します。
7月20日(火)大館4クラブ合同 11時 バーリーズクラブ
・大 館 RC 会長 土館 守 幹事 福原良英
活動方針テーマ「自分の価値観に従い、自分の強みで、社会に貢献しよう」
・大館北 RC 会長 松尾 秀正 幹事 浪岡博英
目標 ①会員増強 ②図書寄贈 ③楽しい例会
・大館南 RC 会長 柳沢 吉夫 幹事 坂本寿克
方針 ①会員増強 ②例会委員会活動の充実 ③中期・長期計画の策定
④親睦活動の継続・強化
・大館中央 RC 会長 伊藤佐喜夫 幹事 富樫 孝
方針 「一会員が一人を紹介する運動」
◎各クラブ共に、RI会長テーマ、地区方針の周知と啓蒙を図り、自クラブの年度計画に反映されている。
いずれのクラブに於いても、会員増強とロータリーの認知度向上に力点を置いた活動計画が示されている。
他クラブの会長方針、委員会活動計画の報告と自クラブの計画を比べながら、
参考資料として活用、意見交換されるなど「合同例会」で良かった。
7月28日(水) 秋田RC 12時30分 秋田キャッスルホテル
・会 長 大内 睦子 幹 事 会津 誠
会長方針 ①会員増強目標100名 ②会員の親睦 ③コロナ禍の例会あり方 ④奉仕プロジェクトの実践 ⑤米山奨学会、ロータリー財団寄付の目標達成
⑥ローターアクトクラブの充実 ⑦創立70周年記念の準備
・「四つのテスト」この言葉がすきです。と、会長さんがおっしゃっています。
1. 真実かどうか
2. みんなに公平か
3. 好意と友情を深めるか
4. みんなのためになるかどうか
・69年という長い歴史の中で、初めての女性会長の誕生、おめでとうございます。会員の100名達成はじめ、掲げた全ての目標達成をご祈念申し上げます。
・会長方針の「ENJ0Y R0TARY」でも、高い倫理感を持って、の言葉通りの「秋田RCの各委員長さんの抱負は、斬新でスマート。計画達成祈ります。
・なかでも、会員増強委員会の「勧誘の手引き」は、紹介漫画入り作成で「+10」は期待が持てます。