ロータリーレート2021年6月のレート

1ドル
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工藤 智教ガバナー メッセージ vol.12

第2540地区成長のために

クラブ力の創作に力点をおいた1年でした。地区の基本はクラブの充実にあるからです。クラブ力はロータリー成長に通じます。クラブは会員の意識変化によって新鮮さが生まれます。年度初めと今では、何かが変わりましたでしょうか。「会員に熱意があれば、周りにもそれが伝わりクラブ全体の活気が高まります」(RLI参加者テキスト128ページ)

公式訪問の準備に、「クラブ活動計画書」からクラブの得意分野を探りました。例えば、社会地域奉仕が得意クラブ、あるいは教育奉仕が得意クラブ、あるいは国際奉仕が得意クラブ等々です。得意分野は「クラブの顔」です。得意分野をテーマに持つクラブは熱意がみなぎっていました。ぜひ、得意分野をお持ちいただきたいです。ロータリー財団の7つの重点分野を参考にするのも良いでしょう。7つの分野はMy Rotaryで調べて下さい。

総合的には会員増強に繋がります。分区別に会議を持ち、さらに各クラブを担当者が訪問して、会員獲得の議論を重ねました。これらの行動を見透かしたかのように、RI理事会から「成長活動計画書」の提出を2021年3月31日期限で求められ、提出しました。成長活動の強調ポイントを地区会員数1200名以上におきました。RI理事会が「成長活動計画書」を求める目的は地区数の編成にあります。さらにRI理事会からロータリー未来形成(SRF)計画案の発表があり、日本の関係者は議論を重ねております。この件について、他地区は地区大会等で紹介しましたので、当地区もここに記載しました。

ロータリーは大きく変わろうとしています。将来変わるのなら、今更、会員増強やロータリーの素晴らしさを伝える活動をしても何の役にも立たないと考えて、行動を怠って良い理由にはなりません。これまでと同じように、地区成長活動に力を入れてください。

地区委員会は自主的に積極的に活動を進めました。コロナ禍ゆえに、伸び伸びとした行動ができなかったのは残念です。しかしその中で、IAC・RAC委員会と職業奉仕委員会は文集を作成しました。青少年交換プログラム委員会は2022年度実施に向けて準備を進めております。

委員会ではないのですが、IAC設立そしてRAC設立に取り組んだクラブがありました。次年度にはぜひ形にしていただきたいです。

ロータリー研修機会の一方法として、ロータリーリーダー研究会(RLI)があります。当地区には開催のための委員会はまだないのですが、他地区のご厚意で、on-line形式の受講ができました。将来、当地区での開催が可能になると考えています。

令和2年7月の熊本豪雨、九州北部豪雨に見舞金を送りました。「ロータリー希望の風奨学金」支援寄付は、クラブから「ロータリー東日本大震災青少年支援連絡協議会」へ送金されています。ご協力に感謝申し上げます。

地区発展に貢献してくださいましたパストガバナーがお二人亡くなられました。作左部貢様と田口幸正様です。お二人の仏果増進を祈ります。

作左部 貢PGの奥様である作左部聖子様から地区へ100万円のご寄付がありました。寄付専用の通帳を作り預金してあります。地区の活動に役立ててまいります。地区は感謝状を準備しました。しかし、作左部様のご都合で、事務所に保管してあります。

いよいよ、今年度のホルガー・クナークRI会長(ドイツ) 「ロータリーは機会の扉を開く」、そして地区スローガン『私のロータリーを語ろう』 から 次年度 シャカ―ル・メーターRI会長(インド)「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」、そして宮原保夫ガバナー地区スローガン 「もっと行動 更に広げようロータリー活動」へと バトンをお渡しする時を迎えます。

シャカ―ル・メーター次年度RI会長は「私にとって奉仕とは、自分よりもほかの人のことを先に考えることです」とメッセージに書きました。インド、仏教国の方の、素晴らしい思想と受け止めます。

宮原保夫次年度ガバナーはシャカ―ル・メーター次年度RI会長の思想に同じく、他の人の幸せを優先して考え、自分のことごとは後に回す人です。ノミニー時代、エレクト時代に準備を十分に整えられたようです。大きな変革が求められる重い時期に担当しますが、これまでに培われた人生観を注ぎ込んで、国際ロータリーとしての地区を指導し、クラブ会員を指導し、難問を解決して下さいますこと疑いありません。ご健闘を祈ります。

私たちはお手伝いすることをお約束いたします。

RI会長のメッセージ

2020-2021年度 RI会長 ホルガー・クナーク

2021年6月

2020年1月に「ロータリーは機会の扉を開く」という会長テーマを発表し、ロータリーには変化が必要だとお話しした際、これほど早くに変化の波が押し寄せるとは誰も思ってもみなかったことです。しかし、私は昔から困難を機会としてとらえてきました。今年、この新たな機会に、私たちはロータリーのあり方をふたたび模索しました。長年、ロータリーの柔軟性と適応性を高める方法を検討し、いくつか実験も行ってきましたが、今年は誰もが実験し、そして成功を収めたのです。オンライン会合は今やどのクラブでもと取り入れられ、クラブは世界中から例会にゲストを招いています。

世界中のロータリーファミリーと知り合うのを何より楽しみにしているスザンヌと私にとって、皆さまと直接顔を合わせてお会いできなかったこの1年はさみしいものでした。それでも、私にとっては新しいロータリー体験が得られる年となりました。世界中をバーチャルに旅したのです。こうならなければ出会えなかったはずの何千人ものロータリアンと出会うことができました。エバンストンの会長室に足を踏み入れなくても会長として任務を果たし、しかも旅費の節約にもなる新しい方法が見つかりました。

2020-21年度に私たちが出会ったのは、機転がきき、適応性が高く、創造的なロータリーでした。次の段階は、パンデミック以前のやり方に逆戻りすることではありません。先に進まなければならないのです。オンライン例会を通常形式とするなど、新しい活動方法や機会を提供するために、今年学んだことを活かしていきましょう。

クラブの力を保つためには、あらゆるレベルでロータリーをより若く、より多様にしていかなければなりません。多様性が意味するものは地域により違いますが、ぜひあらゆる背景の人びとを会員として歓迎してください。また、女性会員を増やし、その役割を強化することもひとつの手立てです。

ローターアクトクラブを対等の存在としてみなすロータリアンが今では多くなったことは非常に喜ばしいことです。ローターアクトクラブをあらゆる活動に招きいれて、今後もこの認識を広めていきましょう。若いリーダーに働きかける機会を無駄にすることなく、ローターアクトと連携して、数多くの新しいアプローチに取り組んでいきましょう。

ロータリーが新型コロナウイルスワクチンの公平な配布の呼びかけや誤情報との戦いなどを通じて予防接種キャンペーンを支援し、パンデミックと戦っていることを心から誇りに思います。一方、ポリオ根絶に向けて今後も全力で取り組んでいかなくてはなりません。そして今、環境問題という新しい重点分野に取り組む機会も誕生しました。

「ロータリーは機会の扉を開く」と初めて宣言したあの日と今日では、世界は大きく異なります。この1年でロータリーがこれほど大きく前進したことを誇りましょう。そして今後も前進を続けていく中で、クラブやクラブの仲間たちを大切にしていきましょう。ロータリーの命であり、さらなる繫栄をもたらしてくれる大切な存在です。

この特別な年度、「超我の奉仕」の新たな意味を模索するこの年に、ロータリーに奉仕する機会が得られたことをスザンヌとともに感謝しています。ロータリーは、理念を実践する人びとのコミュニティだと思っています。この苦難の時に、奉仕をこれまで以上に重視しなければならないことは明らかです。今こそ、超我の奉仕がロータリアンにとって何を意味するかを世界に示す機会なのです。

世界を変えるためにロータリーが力を貸せる数多くの機会が今後も控えています。ともに手を伸ばし、さらなる高みに達するために機会の扉を開いていきましょう。扉を開いて新しい考えを受け入れれば、頭も心も開かれていくものです。私たちのすべての行動がどこかで誰かに機会をもたらすことをどうかお忘れなく。

ガバナー公式訪問レポート #33 秋田西RC 10/13

秋田西ロータリークラブ
日時:2020年10月13日
会場:パーティギャラリー イヤタカ
会長:渋谷 絵里 / 幹事:小野 ルミ子

工藤智教ガバナーのご訪問にあたり小野幹事と色々様々、打合せをしてお迎えしたつもりでおりましたが、工藤ガバナーのお話しのリズムとお人柄に小野幹事も私も準備していた以上のお話しをさせて頂くことができました。まだまだ未熟者の私達にもロータリーについてとても解りやすくお話し頂き、益々ロータリアンとして西ロータリーを盛り上げて行こうと言う気持ちになれました。

地区の補助金を頂いて行いました西ロータリー野球教室についても熱心に耳を傾けてくださり、私たちがロータリーを通じて子供達そしてプロの指導者の方(元プロ野球選手)との出会いで感動した事もお話しする事ができました。

西ロータリークラブは、少人数ではありますが、これからもアットホームな雰囲気を大事にしてロータリアンとして意識も高め頑張ってまいりたいと思っております。ご訪問ありがとうございました。

ガバナー公式訪問レポート #33 秋田西RC 10/13

ガバナー公式訪問レポート #34 大館中央RC 10/26

大館中央ロータリークラブ
日時:2020年10月26日
会場:プラザ杉の子
会長:坂本 雅臣 / 幹事:菅原 新一

ここ数年各クラブ会員減少傾向にある。各クラブとも会員増強には力を入れておりますか?ややもすると増強委員にばかりまかせっきりになっている傾向にあるのでは?

どうか各クラブとも活性化してもらいたい。奉仕活動は積極的に徹底してやること。各クラブの会長は2年、3年後まで決めてほしい。

会長の時間の話しは原稿を作って来ること。幸い当クラブはかなり前から行っているが他クラブは行っていないのがほとんどである。

ロータリーは人間性向上、ロータリーはNOと言う言葉がない。

それは人間が成長する為、また勉強になる、だから断ることはやめるべきである。

ロータリーは情報を得る場所、またプログラムの作成は自分たちの勉強になるためのことを考えて作ること。

ガバナーのスローガン「私のロータリーを語ろう」は会員を増やすことの役に立つために考えた言葉である。

各クラブの活性化をお願いしたい。また新会員の居場所を作りそして育ててほしい。

ガバナー公式訪問レポート #34 大館中央RC 10/26

ガバナー公式訪問レポート #35 大館RC・大館北RC・大館南RC 10/29

大館/大館北/大館南 ロータリークラブ
日時:2020年10月29日
会場:バーリーズクラブ
大館RC会長:山田 和人 / 幹事:石川 博司
大館北RC会長:田中 政徳 / 幹事:近田 守
大館南RC会長:横井 弘明 / 幹事:柳澤 吉夫

今回は工藤ガバナーの配慮で、3RC会長・幹事合同面接が行われ、市内3クラブ合同公式訪問が実施されました。冒頭、ガバナーから今まで公式訪問をされてきた地区についての現況報告があり、その中でも特に気掛かりなのはやはり会員拡大の件であったとのこと。ちなみにこの地区は現在1140人で何とか1200人までもっていきたいともお話され、青森については本年の減少が特に顕著で憂慮されておりました。

また、今後の地区のあり方についても提言され、ガバナー補佐の人選はここでは輪番をとっているが、昨今補佐はガバナーが決める地区も出てきていると実際の例を上げながら紹介くださいました。また、ノミニーの時に既に補佐が決まっている地区もあり、動きが早く流れが非常にスムーズになっている例についても見習うべき点としてお話くださいました。

自分のクラブを強さと弱さを知った上で、リーダーたる会長には常に意識的に会員にクラブのことを語りかけて欲しいとのことでした。そして、毎年変化し続ける事によって会員の意識を新鮮なものに変えていく。そのような事が日常的になれば外の見方が変わってくるはず。そのようなことからも会員拡大にも繋がってくるのでないでしょか?と結ばれました。

午後5時から始まった公式訪問はほぼ1時間15分ほどで終了。参加した市内3クラブの私たちにとっては、各クラブと地区についての意識・見識を深め、ガバナーのスローガン「私のロータリーを語ろう」の一端をお伺いする有意義な時間となりました。

この場をお借りしまして、工藤ガバナーと佐々木ガバナー補佐には大所高所よりご指導ご鞭撻いただけましたことに深甚の感謝を申し上げます。

ガバナー公式訪問レポート #35 大館RC・大館北RC・大館南RC 10/29

ガバナー公式訪問レポート #35 大館RC・大館北RC・大館南RC 10/29

米山奨学生紹介

レ ティ ホアン オアンさん / 米山奨学生

レ_ティ_ホアン_オアン

初めまして、私は秋田大学 理工学部 物質科学科 応用化学コース3年生 レ ティ ホアン オアン と申します。ベトナムから留学生として日本に来て勉強をしています。2017年9月に日本に来て、盛岡ビジネス日本語学校で日本語を1年間半勉強してから、秋田大学に入学しました。

日本に来て日本の方とたくさん交流する機会がありました。それにより、日本の文化をたくさん学びました。現在、私は環境浄化材料に関する研究に興味があり、研究室に入るために良い成績を取るように力を尽くして勉強しています。私の夢はベトナムと日本の架け橋となり、日本で身に付けた技術をベトナムに導入したいと考えます。

私の趣味は料理を作る事です。日本の方と交流して、日本料理とベトナム料理を一緒に作りました。この機会でベトナムに興味がある日本の方は伝統的なベトナム料理を楽しむことができました。 これから機会があればぜひ皆さんと料理を一緒に作りたいと思います。 

どうぞよろしくお願いいたします。


方馨さん / 米山奨学生

方_馨

秋田県立大学システム科学技術研究科・経営システム工学専攻の修士2年の方馨と申します。出身地は中国の安徽省です。大学において会計学部の会計監査学専攻として勉強し、「経営管理のための会計」という観点から特に管理会計に対して関心を持つことになりました。日本語を身につけた後、従来から日本企業における経営理念に注目し始めました。その後、大学院に進学し、現在は管理会計における予算管理に関する課題を詳しく研究しています。

私は昔から文学や映画、および旅行が好きで、大学の頃に校報編集部に入りました。留学を通じて、実際に日本の文化をもっと深く体験し、日本文学や、各地の風土文化についても興味を持つことになっていました。また、ロータリー米山記念奨学生を合格し、皆さんと友達になり、文化交流の機会が多くなり、きっと人生として貴重な宝物になると思います。現在、世界各国に対して大変な時期になっておりますが、このときこそ、物事、および人々との出会いをもっと大切にしたいと思っています。これからも、何卒よろしくお願い申し上げます。


パッタナスパワーニット ピーラスップさん / 米山奨学生

初めまして、私はパッタナスパワーニット ピーラスップと申します。ニックネームはピーです。みなから“ピー”と呼ばれています。出身はタイのバンコクです。日本の文化がきっかけとなり、日本語に興味を抱くようになりました。6年前より日本に留学して日本語を学んでいます。

最初の頃、私にとって漢字がとても苦手でした。一つの漢字に対して様々な読み方があり、覚えるのに時間がかかりました。しかしながら、毎日少しずつ覚えていくと、今では漢字で書かれた文章の方が読みやすいと感じています。

現在、私は秋田大学の理工学研究科で物質科学を専攻しています。その中で次世代エネルギーに関連する研究室に所属し、稲わらや醬油粕を使って水素を生成する研究をしています。

最近、学業以外ではタイ料理を作ることが私の趣味です。日本の食材を使ってレシピを少しアレンジして楽しんでいます。将来、私はタイの大学教授になりたいと考えています。自らが日本で学んだ科学技術の知識をより多くの学生たちに伝えたいと考えています。


マイ ソン オアンさん / 米山奨学生

初めまして、私はマイ ソン オアンと申します。ベトナムから来ました。今、秋田大学-理工学部-物質科学科-応用化学コースの3年生です。私たちの生活の周りに化学関係をたくさん応用できると思い、ゴミのリサイクル技術に興味を持っています。プラスチックの溶解などのリサイクル技術を研究したいと思っています。

私は踊りが好きなので、中学生の時からたくさんの学校活動に参加していました。また、日本に来てまだ日本語学校で勉強している時いくつかのイベントに参加し、そこで友達と一緒にベトナムの伝統的な踊りを踊りました。その上、私は伝統的なベトナムの服にとても興味があります。

ベトナムの伝統的な服と言えば、アオザイを思い浮かべますが、実はいろいろな種類がありますので、ぜひ機会があれば、皆さまにご紹介させていただきたいです。私は積極的な人間になり、いつもたくさんの外国人と友達になりたく、みんなと文化や知識を交流したいと思っていますので、これからよろしくお願いします。


地区大会記念 寄贈式

大館市の桜も満開になった4月23日に地区大会記念事業である大型TVの寄贈式が15時より大館市役所新庁舎で、工藤ガバナー、明石幹事、杉渕地区大会実行副委員長、乳井財務委員長が出席のうえ、福原市長に渡されました。

福原市長からは、日頃のロータリー活動に理解を深めると共に市民とロータリークラブとの距離を縮めることに市役所が貢献できて嬉しいとの言葉を頂きました。

大型テレビはスタンド部に「寄贈 国際ロータリー2540地区 2020―2021年度地区大会記念事業」のプレートが掲げられており、当面は102会議室で大館市の広報に使われ、その後はインターネット接続され、市民のリモート会議や動画放映用モニターとして使用される予定です。

地区大会記念事業贈呈式

私のロータリーを語ろう【湯沢南RC 宮原 保夫 会員】

入会したきっかけやエピソード

1989年(平成元年)6月、地元の郵便局長に就任したばかりの私に、地元のロータリーアンだったお二人が来局されて熱心に入会を勧められたのがきっかけでした。一人は建設会社社長のO氏でクラブ幹事を勤められておりました。あと一人は檀家住職のS氏で前年度にクラブ幹事をされていました。

当時の湯沢南RCは会員数50名を超える上、名立たる方が名を連ねていました。年会費も私にしては高く思いましたので、固くお断りをしたことを鮮明に覚えております。断り続けて3回目、お二人の熱心な勧誘に根負けして入会させてもらう事にしました。決め手になった勧誘の言葉はたくさんあったと思いますが、時々思い出される言葉に、「会員になることで世界貢献ができる」といった意味の言葉が、今でもなぜか心に残っています。若輩者の42歳でした。

入会した時のロータリーの雰囲気や様子

例会と昼食はワンテーブル10名程度のテーブルが5つ、2ヶ月に一度位の割合でテーブルチェンジ、毎回緊張の連続でした。年配の方が多かったせいで、どのテーブルに行っても父や祖父の事で話かけられ、緊張の糸が解れていたような気がして助かりました。ほぼ先輩という中で、出席とメークの必要性やロータリー行事の話題などを教わるうち、自然とロータリーの世界に取り込まれていったような気がしました。

会員の皆さんは様々企画された行事への参加率も高く、特にクリスマス家族会は100名を超える参加者とアトラクションで圧巻でした。とても良い雰囲気は例会のスピーチにも表れていました。それぞれ個性のある皆さんのスピーチは楽しみの一つでした。軍医体験談のお話、歴代天皇を諳んじる会員、商売とネズミのお話、ポリオ根絶のお話、交換留学生ホニー君の事、等々、個性溢れる会員皆さんのスピーチから、数えきれない多くの事を学びながら楽しましてもらいました。

初めて会長になった時の思い出

入会後5年、次期地区幹事の岩野信雄氏が会長時に幹事を経験させてもらい、その2年後に2度目の幹事を経験して、7年後の2002年(平成14年)に初めての会長を経験する事になりました。37代の会長でした。幹事は初経験でしたが気心の知れた後輩でしたので、会務運営は問題なく出来たと思っております。

然し、緊張と共に打ち鳴らす点鐘から始まる例会行事は、毎回取りこぼしのないようにと気を使ったことを思い出します。当時、チャーターメンバー29名中、1名の方がおられました。私はその存在がクラブを引き締めて、とてもいい存在だったと思っています。特に出席に関してはやんわりとそれとなく触れられて、気づきをさせておりました。出席率の低下が取りざたされている時期でもありましたのでとても助かりました。

会員数は減少の一途を辿っていました。この年の「クラブ報告書」の一年間を顧みての欄には、「いかに今の社会経済状況を反映したとはいえ、36名でスタートして、3名の新会員を迎えたにも拘わらず、ゴールした時には28名という創立以来の最低会員に・・・・・」。と反省の弁が載っていました。

現在、地区の置かれている状況とリンクして嫌ですが、あの気持ちは決して味わいたくないものです。苦い思い出としてこれからも引きずっていくことになります。

少数クラブの宿命に、役職経験の多さが挙げられます。当クラブの会員も勿論ですが、私も会長4回、幹事2回を経験しています。

2015年(平成27年)に第50代会長経験では、幹事にロータリー歴3年の電力T氏、創立以来50年の節目を迎え創立記念行事が予定されていました。15名の会員が一丸となって創立記念行事に取り組み成功させること、会員5名増強の20名とすることを目標に取り組みました。結果は、T幹事の創立記念日実施日に合わせた、タイムスケジュールの作成はじめ、内容検討会の立ち上げをするなど、事務能力と行動力を発揮して記念行事を成功に導きました。

更に、既会員全体で取り組み強化を図り、会員4名増の会員数19名の実績を築など、すばらしい年度となったことが記憶に新しく誇らしく残っています。

役職を受けた時の思い出

私が地区の役職についたのは、2017-18年度 柳谷悦磨ガバナー年度に湯沢担当として、ガバナー補佐の指名を受けた事が最初で最後でしたが、とても良い経験をさせていただきました。役職の資格要件やその責務などについては、この役職を受けた時初めて知りましたが、その役割について、「日ごろからクラブ訪問をするなどして、そのクラブをよく知り成功に導くこと」などと、何項目にも亘って書かれた内容を見てとても不安になりました。

然し、ガバナー補佐打合せの時、すでに補佐経験済の方もおられ、その経験談を聞くうちにとても楽になったことが思いだされます。私の訪問は、ロータリーの友情にすがりながらの訪問活動だったように思います。どこのクラブも当然の事のように、あたたかい雰囲気の中、快くお迎え下さいました。おかげさまで無事に終えることができました、ありがとうございました。

ガバナーを引き受けた思い

2年前の2019年11月17日、18日に神戸市でGN(ガバナーノミニー)研修が開催され、全国34地区から集まってグループ研修をした折のこと、同席のGNの方との会話の中でガバナーを引き受けたいきさつが、「鶴の一声」だったという話がありましたが、どの地区も最後の最後は似たり寄ったりの感じがして、なぜかどこかでホッとする自分がいました。

私は衝撃的で忘れられない2019年6月23日という日から、刻まれる時間と押し寄せる重圧にこの先耐えられるかどうかとても心配でした。そんな中で開催された神戸でのノミニー研修には、スタート台に立つ最初の難関として臨みました。GN同士が集ったとても意義あるフレンドリーな研修会でした。

このような対面式の研修がこの後何回か開催され、GN同士の絆が生まれ、ガバナーへの道を強く意識した、心強い旅先案内人の役割を果たす筈でした。然し、このような研修は、コロナ禍にあって開催されることはなくなりました。然し、たった一回のガバナーを強く意識したこの研修会が、前向きにやってみように繋がりました。

ガバナー年度の意気込み

2021-22年度RI会長のテーマ講演を拝聴して、これまでの奉仕活動を通して自身の奉仕に対する考えが会長テーマとして発表されたと思いました。「奉仕をしよう みんなの人生を豊かにするために」。奉仕は誰かの人生だけでなく、自分の人生も豊かになります。とても分かりやすく、とても大切なことですが、とてもむずかいしいことでもあります。

私は、2月1日23時からはじまった、インターネットによる国際協議会冒頭のテーマ講演を聴き、とても素晴らしい内容に感動しました。その全文をみなさんにお届けして理解の共有をしたいと思います。

地区も当然として、RI次期会長の方針に沿った行動をしなければならないと思っています。地区方針もその意に沿いたいという思いを持ちながら、「もっと行動 更に広げようロータリー活動」としました。2540地区の全てのロータリー活動に、すべての会員の皆さんが参加して、ほんの少しでも広がりを見たいという思いです。第2540地区のロータリークラブの会員の皆さん、ご理解とご協力をお願い致します。

宮原GEが話したい事

質問に応える形式でお応えをしました。ガバナーへの道半ばですが、過酷な道に苦労しています。一人では当然ながら走破できる道ではありません。岩野次期幹事はじめ地区役員実行委員会、ホストクラブ、コ・ホストクラブの会員の皆さん、そして自身の体力、健康、スタッフの力、事務員の力、第二、第三はなくすべて第一の力です。その第一の本人の健康面で一時問題が生じてご心配をお掛けしました。回復途上ではありますが、大丈夫ですので、ご報告しておきます。

昨年9月、左目を突然失明しました。現在6割程の度の絵柄は見えるようになりました。字はだめです。特にパソコンには苦労しています。
 今年3月、朝の児童登校の安全確保協力中に意識障害を起こして、救急搬送され一週間の入院を余儀なくされました。身体的に異常ないとの判断で退院して、4月10日の地区チーム研修に臨んだところ、突然意識脳障害を起こして大変な失礼な言動をしたようで申し訳ございませんでした。すぐに病院で検査後、現在投薬中ですが、日常生活に支障がないとのことで普通生活をしているところです。

私としては、早くに当日ご出席になられた皆さまにお詫びをするべきと考えておりましたが、遅くなり大変申し訳ございませんでした。このようなガバナーエレクトで心配ですが、スタッフの協力を得ながら頑張っていきたいと思いますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

新会員のご紹介

本荘ロータリークラブ
石上 靖晃 会員

職業分類:貯蓄銀行
勤務先:(株)北都銀行 本荘支店
役職:支店長
紹介者:保坂 幸悦

湯沢ロータリークラブ
小林 智彦 会員

職業分類:日刊新聞発行業
勤務先:(株)秋田魁新報社 湯沢支局
役職:支局長
紹介者:近江 佳弘

湯沢ロータリークラブ
石塚 秀和 会員

職業分類:酒類製造業
勤務先:秋田県発酵工業(株)
役職:製造部長
紹介者:高橋 清幸

MPHFご紹介

秋田ロータリークラブ
佐野 元彦 会員

表彰部類:
MPHF 6回目

1993年2月 入会
2017〜2018 会長
2020〜2021 地区長期基板拡大委員 米山功労者
ロータリー財団 PHF +6

物故会員

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

大館南ロータリークラブ
仲澤 誠也 会員

1997年2月 入会
2017年〜2018年 会長
2020年〜2021年 地区長期基板拡大委員
米山功労者
ロータリー財団 PHF +6

ガバナー月信2021年6月号(PDF版)

事務局だより

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

昨年12月より行方不明となっていた大館南ロータリークラブの仲澤誠也会員が、4月20日に遺体で発見されました。最後まで生存していることを信じて情報提供を求めていましたが、願いは叶いませんでした。

仲澤会員のご冥福をお祈りすると共に、情報提供にご協力していただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

1年間ご愛読ありがとうございました。

おかげさまで工藤ガバナー年度における月信も最終号となりました。編集部としてまずは、昨年7月号より原稿執筆に協力していただいた会員の方に感謝申し上げます。 毎月締め切りに追われる日々でしたが、皆様の執筆が早くて助かりました。 原稿依頼と締め切り管理をしてくれた事務局のTさん、Iさん、Oさん。 原稿をPDF編集してくれたSさん、校正をしてくれたNさん、毎月1日にHP掲載してくれたMさん、皆さんのご協力のおかげで、1年間やり遂げる事ができました。本当にありがとうございました。

地区副幹事 土舘 守

2020-2021年度4月度会員数出席率

ロータリーの友
ロータリー文庫