ロータリーレート2020年7月のレート

1ドル
107

工藤 智教ガバナー メッセージ

私のロータリーを語ろう

2020-2021年度ガバナー
Kudo Chikyo
工藤 智教

新しいロータリー年度が始まりました。東京オリンピックイヤーあるいは日本ロータリー100周年を祝う年として賑やかにオープンするはずでしたが、新型コロナ感染予防に気を遣いながらの静かな始まりになりました。ガバナーの性格は? クラブに、地区に何をするのか? 信頼できるのか? 会員の皆様には興味津々のことと想います。

まずは私の性格です。2018年6月、2年後のガバナーを頼まれて、頼まれて、断って、また頼まれて、困りました。ロータリーを退会すれば困りごとは終わりになりますが、大館に住み続けるならば、以後の人生は格好悪いななどと悩みます。『重くとも我が荷は人にゆずるまじ、担うにつれて荷は軽くなる』なぜかこの言葉が目に入りました。20年以上お世話になったロータリー、今が恩返しする「縁」かな? 残る問題は三つ、お寺の法務をどうするか、現代のロータリーは全然知らない。体力と暗記力不可の年齢、眠れない日が続きました。解決策は良案なしで堂々巡り、残り時間が少なくなり、地区が困るだろう、何とかなるだろうと捨て鉢の気持ちで引き受けを決心したのであります。

ガバナーノミニーはロータリーを勉強する時間でした。ガバナーエレクトは考える時間であり、会員から意見を収集する時間でした。国際協議会はリーダーの方法を体験し、世界のガバナーエレクトを意識する時間でした。世界で525人のガバナーが誕生します。日本は34地区あります。34人の同期生、私が最年長です。他地区の情報を聞くことができました。私自身、2540地区の内情に通じていたわけではありませんが、他地区の活動は深いものがあると知り、驚きの気持ちで耳を傾けました。

嶋田年度は積極的に前向きにたくさんの種を撒いてくれました。その種を芽吹かせ育てることは良い変化を生み、年度末には、クラブ力、地区力が向上しているに違いありません。世の中は諸行無常です。時代の環境は自分が好むと好まざるにかかわらず変化してゆきます。不変と考えたい事柄はロータリーの中核的価値観、その不変の中核的価値観を根底に置いて、環境変化を読みとり、ロータリーに取り入れる、ロータリアンは奉仕活動を通して変化を学び、学びから自分が変化して行きます。すなわち「ロータリーは変わらなければならない」の「変わる」は、自分の内面的変化も含みます。私がガバナー補佐をした15年前には無かった制度や学びの機会がたくさん用意されました。例えば危機管理、マイ・ロータリー利用、ロータリーリーダーシップ研究会など多々です。私たちはこの変化を学び、取り入れて行かねばなりません。

「楽しいクラブ」との言葉を聞きますが、「楽しい」と言うことはどういうことか、目標とした奉仕活動がたとえ困難であったとしても、困難をクリヤーしながら解決に向かう工程、その研究を「楽しい」と思う行動であろうと思います。目標が一つ終わったときに、達成感という喜びを味わえるのは、楽しいクラブの証しであり、そのとき自分の中に何かよい変化が起きているはずであろうと思います。クラブが立てた計画、地区が立てた計画が共に実現するよう、考えながら手を取りあって進め、力強いクラブと力強い地区を目指していきます。

皆様からお預かりした地区運営資金を無駄がないように遣い、効率が高い行動でクラブの成長を心掛けてまいります。

RI会長のメッセージ

今は楽観視するべき時ではないと思われるかもしれませんが、今こそ楽観視するべきなのです。ロータリー創立のずっと前から、人類は進歩と忍耐という能力を試すような重大な危機に見舞われてきました。ロータリーの時代になり、さらに数多くの悲劇に直面してきました。それを乗り越えて人類は今に至っています。そして、ロータリーは常に世界を癒すために尽力してきました。

どの危機も、再生と成長の機会なのです。新型コロナ危機が始まったばかりの頃、「ロータリーは機会の扉を開く」という会長テーマをサンディエゴで開催された国際協議会で発表しましたが、これは私が長年にわたって信条としてきた言葉です。

ロータリーは入会したクラブがすべてではなく、そのクラブを通じて機会の扉が開かれます。ほかの人たちや自分自身のために機会を生みだすために私たちは活動しています。小さなことでも、大きなことでも、ロータリーの奉仕行為は助けを必要としている人びとのために機会を生み出します。そして、ロータリーはあらゆる人びとのために、より豊かで、より有意義な人生を、世界中の友とともに中核的価値観に基づいて送るための機会の扉を開くのです。

政府や団体はロータリーの活動にとって大きな意味合いを持つ公衆衛生のパートナーシップへの理解を深めています。自粛生活の中で絆を求め、地域社会の助けになりたいと願う人びとは、ロータリーが創立以来掲げてきた理念を信奉するようになっています。

これは朗報ですが、これまで以上にロータリーが活躍する機会が増えているからといって、成功が約束されているわけではありません。世界は急速に変化しています。それは、今回の危機が始まる前からのことです。お昼の例会からオンラインの会合への移行が始まりつつありました。会合の大半がZoom やSkype で行われるようになる前から、ソーシャルメディアで友情がつちかわれ、旧交が温められ、交流が行われるようになっていました。若い世代には奉仕への強い欲求があります。が、ロータリーのような団体で重要な役割を任せてもらえるのかどうか、違う種類のつながりを築く方がより大きな影響を及ぼせるのではないか、と私たちは問われています。今こそ、すべての選択肢を検討して、新しい方法を試し、ロータリーを未来に向けてそなえる時です。

コロナ禍で誰もが変化に適応せざるを得ませんでした。これはよいことです。ロータリーの新しい行動計画では、適応能力を鍛えるように呼びかけています。しかし、適応するだけでは充分ではありません。この新しい時代の問題に対処し、世界が切実に必要としているロータリーになるためには、私たちは変わらなくてはなりません。それも、劇的に。

それが、今年度だけでなく、今後のロータリーの課題です。理想を実現するための手立てを求めている若い世代の考えやエネルギー、やる気を心から歓迎し、新しい時代に合わせてロータリーを変えていけるかどうかは私たちにかかっています。これまでの活動をただそのままオンラインに移行するのではなく、デジタル時代に完全に適応した団体にならなくてはなりません。

世界はこれまで以上にロータリーを必要としています。今後何世代にもわたってロータリーが機会の扉を開いていくようにできるかどうかは私たち次第です。

ガバナー補佐 ご挨拶

北区ガバナー補佐(大館鹿角分区) / 佐々木 孝憲 (鷹巣RC)

コロナ禍の収束をただただ祈るばかりでありますが、2020-2021北区ガバナー補佐を拝命し心引き締まる思いであります。

工藤ガバナーのスローガン「私のロータリーを語ろう」は多くの人に自分たちのロータリーの体験談を伝えようというものです。価値観を再認識し、その上でロータリーの理解者を増やし活動分野を開いていく。戦略的な方針であります。ガバナー補佐としての役割は、担当各クラブとの意見、情報交換をできるだけ密にして工藤ガバナーの方針を説明し、2540地区の目標達成を目指すものです。特にMy ROTRYの活用による明確な目標の設定と確認は、活動の大きなツールになると考えます。一年間よろしくお願いいたします。

北区ガバナー補佐(能代男鹿分区) / 岡 正英 (山本RC)

年齢的にも「もうロータリーをゆっくり楽しもう」と思っていましたら、この大任から逃れられない状態になりました。

ロータリーでは「頼まれたら断ることはできない」と入会当初にたたき込まれたことが、身に染みついてしまっているからです。

これまでの経験を生かしながら工藤ガバナーを補佐し、その方針が各クラブ・会員に伝わるよう頑張ってまいります。どうぞよろしくお願い致します。

中区ガバナー補佐(秋田分区) / 岡本 啓一 (秋田RC)

今年度、中区(秋田地域)ガバナー補佐をお引き受けいたしました。一年間どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年に入り新型コロナウィルス感染拡大を防止する観点から、ロータリーでも世界大会を中止にするという大きい影響をうけております。前年度の嶋田ガバナーは仕上げの大切な時期に様々な制約に制限されることとなり、心残りもおありかと思います。一方、新年度に向け、会長エレクト研修セミナー(PETS)はじめ地区研修会、協議会等、重要な研修の機会を簡素化したり、WEB放送に代え、実施されましたが、工藤ガバナーはじめ、スタッフの皆様の想いを充分に伝えることができていないかもしれません。これからガバナーとそのスタッフチームの皆様と分区内クラブの皆様を繋ぐ役割を果たしていけるよう力を尽くしたいと考えております。

至らぬ点も多々あると存じます。ロータリーのことを勉強する機会ととらえておりますので、分区内のクラブの会長、幹事の皆様には何かございましたら、ご遠慮なく連絡いただきますようお願い申し上げます。

中区ガバナー補佐(本荘由利分区) / 本間 諭 (本荘南RC)

この度2020~2021年度中区ガバナー補佐を拝命致しました、本荘南ロータリークラブの本間諭であります。

1992年本荘南ロータリークラブ創立のチャーターメンバーでありますが、中身は未熟者であります。

今後由利本荘地区6クラブのロータリアンの皆様から、ご指導ご協力を頂きながら、工藤智教ガバナーの方針に従って、地区活性化の一助になればと思っております。

コロナ禍の船出となりますが、新しい発想をもって頑張って参りたいと思います。

南区ガバナー補佐(大曲仙北分区) / 橘 百合子 (大曲南RC)

工藤智教ガバナーのご指導の下、大曲仙北6クラブを担当することになりました。各クラブにはこんな風になりたいと夢を目指すロータリアンの先輩がたくさんいます。ガバナー補佐という大役をいただいたのはこの後一年間皆様に教えていただきながら一緒に考え学んでいく機会を与えていただいたものと思います。先輩ロータリアンが描くロータリーに少しでも近づきますようお手伝いしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

先日の新聞に厚生労働省から発表された2019年人口動態統計が掲載されていました。それによりますと、秋田県は出生率が全国で一番低く死亡率が一番高くなっていました。人口減少に歯止めがかからない状態です。私たちの地元秋田県の少子化対策に、ロータリークラブもいろいろな形を通して関わっていきたいと考えました。

南区ガバナー補佐(横手湯沢分区) / 岩佐 信宏 (横手南RC)

今年度、南区(横手・湯沢地区)のガバナー補佐を務めさせて頂きます。

コロナウイルス感染症は、近代史の大きな転換点になっていくような気がします。それは時代の分水嶺と言って良いかもしれません。東日本大震災という災厄を、絆という概念で止揚できたように、この災禍を新しい世界を作るためのきっかけにできればと考えています。

新しい時代の新しいロータリーのあるべき姿、それを工藤智教ガバナーのリーダーシップの元、それを皆で考えていければと思っています。

2020-21年度 地区組織図

2020-2021年度ガバナー工藤智教

ガバナー 工藤 智教

地区幹事 / 明石 久和(大館南RC)

地区財務委員長 / 乳井 仁(大館南RC)

地区会計長 / 柳沢 吉夫(大館南RC)

ロータリーの友委員会 委員長 / 桑山 教善(大館南RC)

会員拡大増強委員会 委員長 / 斎藤 全平(大館南RC)

長期基盤拡大委員会 委員長 / 淡路 徹(潟上RC)

公共イメージ委員会 委員長 / 佐藤 勝美(大館南RC)

職業奉仕委員会 委員長 / 伊藤 秀基(大館南RC)

社会奉仕委員会 委員長 / 佐賀 晴樹(秋田東RC)

国際奉仕委員会 委員長 / 横井 弘明(大館南RC)

インターアクト・ローアーアクト委員会 委員長
/ 髙橋 佐知(角館RC)

青少年奉仕交換プログラム委員会 委員長 / 加賀 美奈(大曲RC)

危機管理委員会 委員長 / 宮下 正弘(秋田RC)

地区大会委員会 委員長 / 根田 朋武(大館南RC)

ロータリー財団委員会 委員長 / 塩谷 國太郎(大曲RC)

ロータリー米山記念奨学委員会 委員長 / 阿部 大助(秋田中央RC)

ロータリー学友委員会 委員長  / 土田 博美(秋田北RC)

RI国際大会推進委員会 委員長 / 中村 博美(大館南RC)

ガバナー月信2020年7月号(PDF版)

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2020-21年度 5月の会員数・出席率

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