ロータリーレート2022年12月のレート

1ドル
138

表紙の写真【2022-23年度地区大会】

RI第2540地区2022-23年度地区大会が2022年11月12日、13日に開催されました。ポリオ撲滅コーディネーター・RI第2570地区パストガバナー高柳育行様をRI会長代理としてお迎えし、610名の登録を頂き開催しました。

RI会長メッセージ 11月

2022-23年度 RI会長
ジェニファー F. ジョーンズ

「イマジン ロータリー」と言われても、何やら大変な、難しいことのように思えるかもしれません。しかし核となるのはとても些細な、個人的なものですらあります。
ロータリー会員は奉仕行為を喧伝するものではないと思われていたのは、そう昔のことではありません。その考えはよく分かります。謙虚さは素晴らしい特性ですから、私たちはほかの面では謙虚さを育みつづけるべきです。
しかし、ロータリーのストーリを発信しないというのは損です。それに、ロータリーの活動を共有するというのは人びとへの贈り物であり、ロータリーの実績を理解する機会を提供することでもあるのです。
ある含蓄深い名言が思いだされます。「あなたの言葉は忘れ去られることでしょう。あなたの行いは忘れ去られることでしょう。しかし、あなたが与えた感動は決して忘れ去られることがないのです」
それでは、どうすれば人びとにロータリーの感動を与えられるでしょうか。一番良い方法は、ロータリーモーメントを共有することです。私たち一人ひとりがロータリーモーメントを体験しているはすです。いつも通りの毎日の中で、何か偉大なことを成しとげようという意志と出会うというあの体験を。

それは初めて例会に出席したときだったかもしれません。人によっては、奉仕される人びとの目に浮かぶ喜びに気づくまで何年もかかることもあります。あるいは、他の会員から何か心に響くストーリーを聞いたときのことかもしれません。
ニックと私はこの旅を共にしてきましたが、人びとの人生に変化をもたらす皆さんの活動には胸を打たれます。今年度は、この旅を有意義なものにしてくれた光景やストーリーを皆さんと共有していきます。
皆さんも自分なりのやり方でそうしていただけたらと思っています。例会やソーシャルメディアで共有するのでもいいですし、知識豊富で野心的な人なら、地元のメディアでイベントを宣伝するのもいいかもしれません。ストーリーをご友人と共有するだけでも、影響は生まれます。
ロータリーのメッセージと、より良い世界を目指す夢を世界に広めてくれるアンバサダーが必要なのです。そして、最高のアンバサダーはあなたです。より多くのストーリーを共有し、それも心を込めて共有すればするほど、より多くの団体がパートナーとなり、より多くの人びとが入会し、ロータリー会員でありつづけてくれます。
ごく一例を挙げると、今後数カ月以内にこのコラムはロータリー会員の皆さんのコーナーになります。ロータリーの多様性・公平さ・インクルージョンに関する個人的なストーリーをここで発信してもらうのです。ロータリーの未来のために多様性・公平さ・インクルージョンが大事だと分かってもらうには、体験談を発信してもらうべきですから。
何に取りくむにしても、ロータリーの世間での受けとめられ方が私たちの未来を形作ることになります。皆さんが共有してくれるストーリーがどれほど多くの人にインスピレーションを与えることになるか、今から楽しみです。

RI会長メッセージ 12月

2022-23年度 RI会長
ジェニファー F. ジョーンズ

ザンビアのルサカ郊外でロータリーリーダーのグループとお会いした際に、私はこう尋ねました。「マラリアにかかったことのある方はいますか」すると全員の手が挙がりました。そしてマラリアにかかった1度目、2度目、3度目の経験について話しだしたのです。マラリアは多くの開発途上国において病気と死亡の主因の一つになっています。
しかしこの方々は幸運です。医療を受けられて、命を救う薬を手に入れられたのですから。ザンビアの農村部に暮らす人びとにとって、状況はまったく異なります。私はあるとき小さな農村を訪れ、小さな木製ベンチに腰かけて、ティモシーとその若い息子のネイサンと話しました。カメラクルーがこの様子を撮影している中 、ネイサンにマラリアの兆候があらわれた時のことをティモシーが話してくれました。近所の地域医療従事者の家に連れて行き、そこですぐにもらえた薬でネイサンの命は助かりました。 
ティモシーはまた、数年前に別の息子がマラリアにかかったことを落ち着いた声で話しはじめました。そのときは、子どもを抱えて8キロ以上離れた診療所へと駆けつけなくてはなりませんでした。その子を背に乗せて自転車をこいでいると、息子の足が冷たくなって小さな体から力が抜けていくのを感じたと言います。

ようやく診療所にたどりつくと「助けてくれ」と叫びましたが、もう手遅れだったのです。カメラマンは撮影をやめ、あたりは静まりかえりました。嗚咽しはじめたティモシーを私はしっかりと抱きしめました。「息子を亡くした。息子を亡くしました」と、声を絞り出すようにして言っていました。
ザンビア滞在中に、これとまったく同じ話を私たちは何度も耳にすることになります。それでも、希望はあります。ザンビアでマラリアとたたかう「Partners for a Malaria-Free Zambia」が大規模プログラム補助金初の授与対象として選ばれ、人びとの命を救っています。ザンビアの二つの州では、2,500人のボランティア医療従事者が地域社会で選出されています。医療を必要とする人びとに医療を届けるために訓練を受けているので、マラリアやその他の疾患を診断し治療することができます。

ガバナーメッセージ11月・12月

国際ロータリー第2540地区
2022-23年度 ガバナー
高崎 恒夫

“みんなで行こう この道を”

“芸の力と想像力”

私は30年くらい前から宝生(ほうしょう)流の謡(うたい)と仕舞(しまい)を習っております。謡や仕舞は能楽の一部分を切取って、うたったり舞ったりするもので当然のことながら音楽劇としての能楽についての造詣が深いほうが望ましいわけです。
 歌や踊りや物まねなどの雑多な芸の寄せ集めから、今日の芸術としての能楽にまで
高めた観阿弥と世阿弥のことは皆様も御承知でしょう。世阿弥の長子、元雅もまた優れた能役者にして台本作者でした。その元雅が書いた傑作「隅田川」の演出方法についての世阿弥の意見と元雅の反応については能楽に関心がある人々に昔から取り上げられてきました。
「隅田川」のあらすじは、京都で行方不明になった息子を探して東国までやってきた母親が隅田川の渡しの船頭に子供が死んだので塚を作って葬ったと聞いて、我が子かわいさのあまり狂気になってしまうという話です(ずいぶん粗いあらすじ・・〔笑〕)。
元雅の劇終盤の演出は 作り物の塚のなかに子供を入れておき、お経とともに幽霊となって表に出てきて、母親と再会を果たしますが夜明けとともに子は消えてゆき、母は悲しみの中に残されるというものです。

世阿弥は、子役は出さずに母がまぼろしを見るという形で演じろといい、元雅はそれは難しくて演じきれないとの問答があったように「申楽談義」に書かれています。結論は「やってみてよいほうを採用しよう、どっちとも言い難い。」というものでした。
存在しないものを母親役の芸の力で観客に想像させようという世阿弥と、子役をみせなければ劇がもたないとする元雅の見解の相違がみてとれます。世阿弥は幽玄能を完成させ、元雅はドラマチックに作劇するという、親子といえどもタイプの違う劇作家&演技者でした。現在でもいろいろな演出が試みられている演目です。
さて、高校時代に演劇部所属だった私にとって、観客の想像力をどう働かせるかは永遠の難問です。「このあたりのものでござる」ですぐに現実から離れられる狂言と違って芸のないガバナーには「イマジン ロータリー」とはいっても簡単ではなく、現実も直視して退会防止に重点を置くところと、ダイバーシティだ、どんどん入れろ!でいくところとあると思いますが、いずれにしても頭を柔らかくして対応できるようにお願いいたします。

「かやうのことはして見てよきにつくべし せずは善悪定めがたし」

皆様もいろいろ演出してみてください。

ポリオ撲滅キャンペーン

全国まるごとうどんエキスポ2022in秋田湯沢
湯沢南ロータリークラブ 2022年10月1日 湯沢市役所駐車場特設会場

ポリオ撲滅キャンペーン

第50回本場大館きりたんぽまつり
大館ロータリークラブ 2022年10月8日 ニプロハチ公ドーム

新会員紹介

秋田東RC 塚本城太郎

2022年9月12日入会
職業分類 普通銀行
勤務先名 株式会社秋田銀行
役職   執行役員・本店営業部長

秋田東RC 佐藤善和 

2022年10月3日入会
職業分類 テレビ放送
勤務先名 秋田テレビ株式会社
役職   取締役営業局長

秋田東RC 髙林格朗

2022年10月28日入会
職業分類 證券管理
勤務先名 大和証券株式会社 秋田支店
役職   支店長

米山功労者 ロータリー財団PHF・MPHF紹介

秋田港RC 高崎恒夫
新メジャードナー

1989年7月1日入会
2000-01年度会長
2011-12年度地区広報委員長
2015-16年度中区(秋田分区)ガバナー補佐2022-23年度ガバナー

第3回米山功労者マルチプル 

秋田RC 宮下正弘
第11回 米山功労者マルチプル 

1997年4月2日入会
2005-06年度会長
2015-16年度ガバナー
2016-17年度~パストガバナー
2021-22年度~危機管理委員長

メジャードナー 

秋田RC 岡本啓一
第3回 米山功労者マルチプル 

1998年9月 1日秋田西RC入会
2004年7月28日秋田RC入会
2018-19年度会長
2020-21年度中区(秋田分区)ガバナー補佐

PHF+5

ロータリー米山記念奨学会は、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリアン(ロータリークラブ会員)の寄付金を財源として、奨学金を支給し支援する民間の奨学団体です。

ガバナー月信2022年11月号・12月号(PDF版)

ガバナー月信2022年11月号・12月号(PDF版)

お知らせ

  • 11月のロータリーレート … 1ドル=145円
  • 12月のロータリーレート … 1ドル=138円

地区行事

=11月の地区行事=
11月 6日(日) RLI DL研修会 (秋田テルサ)
11月12日(土)13日(日) 地区大会 (秋田キャッスルホテル)
11月19日(土) 青少交換短期派遣生オリエンテーション (秋田テルサ)    
11月26日(土) 青少年交換短期派遣生オリエ テーション (秋田キャッスルホテル)
11月27日(日) RLIパートⅡ  (秋田テルサ)
       

=12月の地区行事=
12月 4日(日) 地区ロータリー財団資金管理セミナー
      第3回諮問委員会
      淡路徹ガバナーエレクト国際協議会壮行会 (秋田キャッスルホテル)
12月11日(日) 青少交換長期派遣候補生試験並びに説明会 (秋田テルサ)    
12月17日(土) 2023学年度米山奨学生選考会 (パーティギャラリーイヤタカ

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