ロータリーレート2021年12月のレート

1ドル

RI会長のメッセージ

新型コロナの世界的なパンデミックによって今もなお人々の命が危険にさらされているこの状況下において、公衆衛生は人々の関心事です。マスクを着用しソーシャルディスタンスを保つようになった今、人々は医療従事者の役割や責務について以前よりも詳しく知るようになりました。そして、パンデミックと戦う中、他の人の安全を守るために自分たちに何ができるのか、ということについても学びました。
 12月は疫病予防と治療月間です。残念なことにこのたびのパンデミックで、私たちは疫病が地域社会にもたらす打撃を知ることになりました。しかし、疫病との闘いは世界中のロータリアンが何十年も前から尽力してきたことであり、ロータリーの7つの重点分野の一つでもあります。
 ロータリアンは、健康と幸せは人の権利だと信じています。それなのに、世界中で4億人の人々が基本的な医療サービスを受けられない状況にあります。私たちは医療体制の整っていない地域で診療所や眼科病院、血液バンクを設立する活動を行っています。これらは全て、恵まれない人々が最も被害を受けやすい感染症流行を止めるために重要なのは医療へのアクセス、予防、そして啓発活動であるという信念に根差しての行動です。
私が医療活動に触れたのは、コルカタ・マハナガル・ロータリークラブに入会してからのことです。中でも印象的なのは、Saving Little Heartsの立ち上げでした。この組織は今や国際的なプログラムとなりこれまで2,500件を超える心臓手術をインドやパキスタン、バングラデシュ、ネパール、アフリカの子どもたちに無料で施してきていますが、当初の目標は地元でわずか6件の手術を行うことでした。今日では、今後5年間で2万件の手術をするのが目標となるほどに成長しています。
こういった課題に取り組み、世界に模範を示すのがロータリーの役目です。世界中のロータリアンは*ファミリーヘルスデーを開催し、ここ10年間で医療従事者や政府職員が10カ国で250万人の人々に無料で診察を提供してきました。同様のヘルスキャンプ(無料巡回診療)がインドでも行われ、何千人もの恵まれない人々に無料で手術を提供してきました。これらの国や地域へと毎年派遣される医師団は、疫病予防と治療における実地的な奉仕活動の好例です。また、地元でできる活動もあります。例えば、アメリカとメキシコのクラブはメキシコの小さな町ゲレロで無料診察クリニックを設立、運営する資金を提供しています。
もちろん、ポリオ根絶活動は市民社会の医療ケアにおける最たる例でしょう。
 今月は、ぜひ疫病の予防と闘いに重点を置いてクラブに何ができるか考えてみてください。より多くの人々に変化をもたらすために、今こそ、クラブと地区はこれまで以上に大規模で大胆なアプローチを採用するべきです。目標達成に向けて現状を再確認しましょう。数か月で終わるのではなく何年にもわたって変化し続けるような戦略を立てましょう。
 誰もが健康で長生きする権利があります。みんなの人生を豊かにするために奉仕すれば、今日のあなたの行いが他の誰かが長生きすることにつながるのです。
*その多くはロータリー財団グローバル補助金を活用して実施

地区大会概略報告並びにご参加の皆さまへのお詫びと御礼

第2540地区ガバナー 宮原 保夫

 天候に恵まれた、2021年11月6日(土)・7日(日)の両日、湯沢ロイヤルホテル、湯沢文化会館を会場にRI第2540地区の地区大会が開催されました。ご参加のロータリアン皆様には、お忙しいところありがとうございました。
 大会1日目は、各種委員会の開催と、地区内各クラブ会長・幹事・ガバナー補佐・地区委員長合同の会議、地区指導者育成セミナーに110名を超える関係者の出席を得て開催した後、RI第2500地区(北海道東部地区)の葭本正美PG様が、RI第一ゾーン国際大会登録推進コーディネーターというお立場でご来会されて、明年6月ヒューストンで開催される「国際大会」への参加呼びかけをされました。PGの皆様にお伺いした処、最低15名の参加は募るようにとの事でした。どうぞ皆さまのご参加をお願い申し上げます。
 また、今年度副ガバナーを務めて頂いております、伊藤壽々雄様とご夫人のご厚意により、PGご夫人の為の「エキスカーション」を6日、7日に企画されて大変喜ばれました。夕刻、4時から湯沢湯乃華芸妓の余興に興じるなどした、懇親会は、120名を超える参加者を得て開会した後、湯沢ロイヤルホテル会場での第一日目を終えました。

 大会2日目は、会場を湯沢文化会館大ホールに移しての会議と記念講演ですので、スタッフ一同はその準備に怠りのないようにと、連日遅くまで事務所に詰めておりました。然し、当日朝、大会の実行委員長が欠席となったため最終の重要な準備が出来ないとの、幹事連絡を受け驚愕しましたがどうにもならず、参加ロータリアンの皆様に多大なご迷惑をお掛けすることになりました。申し訳ございませんでした。

 本会議Ⅰ、記念講演、本会議Ⅱ、懇親会と続く大会2日目の日程は、司会二人(髙橋大輔会員、髙橋常子FMユートピアアナウンサー)で進行するボリュームです。
秋田県知事代理・副知事神部秀行様、湯沢市長佐藤一夫様、ライオンズクラブ会長橘弘様のご臨席を頂き、神部副知事様と佐藤市長様には、お祝辞を頂戴いたしました。地区パストガバナー、ガバナーエレクト、ガバナーノミニーの皆様、令夫人の皆様、そして地区内ロータリアンの皆様、米山奨学生皆様の、総勢293名の参加を得まして大会を開催することができました。ありがとうございました。
 RI会長代理、同期ガバナーの皆様にもご案内を差し上げ、賑やかに開催の予定でしたが、コロナウイルス感染状況が不透明のため、ご案内を差し控えさせて頂きました事を申し添えておきます。
 当日のガバナー挨拶からRI2021-2022年度のシェカール・メータ会長は、『奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために』という、年度テーマを発表されました。実体験された、ロータリーでの奉仕プロジェクトへの参加を通して、自身が人間として成長した事に触れられ、その経験を通してほかの人のニーズに目を向けるようになった、と述べていました。人のために世話をし、奉仕することが最良の生き方だと、おっしゃつております。なぜなら、その経験を通して誰かの人生だけてなく、自分の人生も豊かにできるのだから、とも言って、奉仕プロジェクトへの参加を全会員に呼びかけています。実に尊いお考えだと心から敬服致します。
 2540地区は、その会長テーマに呼応して、『もっと行動、更に広げようロータリー活動』のスローガンを掲げました。奉仕活動の充実のために、ほんの少し『もっと行動』して『もっと成長』する必要があると考えたからです。コロナウイルス感染も徐々に収まりつつあります。そろそろ、会員増強に向けたアプローチ行動をお願いします。
 地区記念事業紹介、規定審議会委員会報告へと進み、2020-2021年度各種表彰は、
昨年度頑張った、前年度を上回る多くのクラブ・個人へのお祝いと感謝の気持ちが表れておりました。地区大会決議には12号の案が提言されそのすべてが承認されました。
中でも、決議第6号「地区の活動活性化推進」についての件、7号「新型コロナ禍に負けずロータリー活動を推進」する件、9号「RLIを推進」する件、10号「人間国宝・京舞井上流五世家元 井上八千代先生に感謝」する件、については、今大会で特に心に留めて頂きたい、と願うものです。
 記念講演は、観世流能楽師 人間国宝 片山幽雪先生のご長女としてお生まれになって、ご自身も京舞井上流 五世家元として人間国宝になられた、井上八千代先生の「京舞の世界」(舞とお話)をご堪能いただくことにいたしました。
 湯沢市は、その昔秋田藩佐竹南家として湯沢城を有していて、七代目義安公に京都の公家様から姫君が「お輿入れ」され京都とのご縁が生まれました。姫君は「京都奥様」
と呼ばれ、領民から大変親しまれ京都から珍しい植物や行事、言葉、風習などが伝えられたと言われております。それらは今でも色濃く残されています。湯沢市の三大まつりの一つ、「七夕絵どうろうまつり」は、姫君の京都への郷愁をお慰みしたのが始まりといわれ、浮世絵や美人画が描かれた大小数百の「絵どうろう」が夕闇の夜空をあでやかに彩ります。お優しい「京都奥様」への、優しい「湯沢人」の心使いが伝わります。湯沢での地区大会開催にあたり、400年の時を経て「七夕絵どうろうまつり」の由来に触れ、京都との「ご縁」を近くに感じたいと思います。
 本日舞っていただく、「祝舞」の京舞 地歌「老松」は、四季を通じて変わりなく緑を茂らせる松は、古くから大変めでたいものとされています。「老松」とは歳月を経た松のことで、歳を重ねてもなお色艶を失わない老松の姿は、長寿の象徴として、また幾春秋を経ても変わらない松葉の緑は、夫婦の緑の深さにも例えられ尊ばれてまいりました。地区大会の開催を祝して、ロータリーの益々の発展とご参加の皆様のご健勝を祈念し、井上八千代様が「老松」を舞って下さいました。
 コロナの事もありましたので、控えめな市民公開としましたが、会員と合わせ約800名が「京舞の世界」を堪能したと報告されております。
 
 本会議Ⅱは、RI2830地区(青森地区)パストガバナー、RLI日本本部ファシリテーター副委員長としてご活躍の山崎淳一様に「RLIについて」の講演をお願いして、リーダーシップ開発に本腰をいれていくことに弾みがつきました。提唱者の嶋田康子PG様には今後も、育成・ご指導よろしくお願い致します。
 ガバナーエレクト高崎恒夫様(秋田港RC)、ガバナーノミニー淡路徹様(潟上RC)を紹介の上、一言お願いいたしました。どちらのクラブもサポート体制が万全とお見受けいたしました。2540地区をよろしくお願い致します。
 直前ガバナーへの感謝を込めた記念品の贈呈、次期ホストクラブ 会長挨拶へと進んだ頃には、年度最大のイベントを終えた安堵感で満たされました。
 数えきれない、数々の失礼をお許しください。
 そして、ご参加下さいまして、誠にありがとうございました。

 16時30分開始の懇親会は、時間を押し気味で始まりました。余興に「日本三大盆踊り」の一つに数えられる「西馬音内盆踊り」を登場させて雰囲気も上々、277名の参加を得た大懇親会で、地区大会を締めくくりました。

 ホストクラブ湯沢南ロータリークラブ、コ・ホストクラブの湯沢ロータリークラブ、西馬音内ロータークラブ、稲川ロータリークラブの皆様のご協力に感謝申し上げます。

 追伸:公式訪問あ・ら・か・る・とは、ただ今目の治療中のため、回復次第、月信中旬以降(15日頃)から掲載再開いたしますので、出来ましたら初旬と中旬にプリントアウトして頂けますよう、お願い申し上げます。

青少年交換長期派遣生 開講式を開催

青少年交換長期派遣生 開講式

青少年奉仕交換プログラム委員長 加賀 美奈

 11月28日秋田キャッスルホテルにて、青少年交換長期派遣生の開講式を開催しました。
参加者は、来賓・前秋田県教育長の米田進様、講師・RID2520長期青少年交換委員長の佐藤剛様、そして派遣候補生2名と保護者、担当教諭、推薦クラブの大館RC、湯沢RC(各2名)そして宮原ガバナー、高崎ガバナーエレクト、岩野地区幹事、当委員9名の24名で開催しました。
 初めに宮原ガバナーから挨拶を頂き、米田前教育長より激励のお言葉を頂戴し、お二人から学生に記念品をプレゼントしていただきました。その後、参加者紹介と、学生は英語と日本語でスピーチをして、講師の佐藤委員長からは派遣の準備・心得についてお話していただき、委員長の加賀から誓約書・申請書等について説明と質疑応答をしました。
 最後にガバナーの講評を頂戴し、集合写真を撮って開講式を閉会しました。
 当地区にとって、数年ぶりの長期青少年交換となりますが、今後のコロナの状況を見ながら、学生にとって実りある活動をしてまいりたいと思います。

新会員紹介

大曲RC 石塚健悟
職業分類:新聞発行業
勤務先:秋田魁新報社大曲支局
役職:支局長
紹介者:佐藤力

大曲RC 青柳友哉
職業分類:旅行業
勤務先:(株)ヘバナ
役職:代表取締役
紹介者:新山良洋

ロータリー財団 PHF報告

秋田東RC
金子 雄司 2013年7月 入会

秋田東RC
廣嶋 正彦 2018年3月 入会

秋田東RC
佐藤 規博 2020年7月 入会

秋田東RC
脇屋 晃大 2014年3月 入会

ガバナー月信2021年12月号(PDF版)

ガバナー月信2021年12月号 PDF版

2021-22年度 10月の会員数・出席率

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