青少年交換プログラム報告書

青少年奉仕交換プログラム委員会 2020年2月20日

短期青少年交換プログラム報告書

報告者 大館南RC 桑 山 教 善

「青少年交換(短期)留学生受け入れでホストファミリーを募集しています誰か受け入れてくれませんか」大館南ロータリークラブ花岡会長は第2540地区青少年奉仕交換プログラムの委員であることから、例会の会長の時間が事の始まりでした。メンバーからは、部屋がない、語学が無理と周りからネガティブな声が聞こえてきました。あまり思慮深くない私は、「いいよ、俺の処であずかっても」と言ってしまったのです。交換留学生とは文字通り、迎える側と、送り出す側があるわけですが、大館国際情報学院高等学校の学生3名を短期留学生として送り出すと聞き、4年前に娘が同校を卒業した御縁もあり背中を押された感じがしました。

さて台湾からの留学生をホストファミリーに受けたものの、家内の内諾を得ないまま恐る恐る家族に話をしたらすんなりと承諾をしてくれたことに感謝しています。留学生を受け入れる1ヶ月前にレクチャーがあり受け入れ側の役割や心得について説明がありました。危機管理のバックアップ体制の充実もしっかりしており安心しました。習慣の違いや食事、風呂洗濯など、来日が近づくにつけて不安が増してきましたが、「娘が1人家に増えたと思えばいい」とホストファミリー経験者のアドバイスを聞き「もてなす」から自然体で受け入れることにしました。

出迎えはホストロータリー会長とホストファミリーで青森空港まで迎えに行きました。時はコロナウイルス流行で入国扉からマスクの集団ばかりで、待つ時間がとても長く感じました。女子2名と言うことで自宅と山口宅に分かれてのおあずかりでした。来日2月2日は顔合わせも兼ねて回転すしの夕食、3日は秋田犬の里見学とガバナーエレクト工藤さんのお寺で節分の豆まきを体験し、大館4RCの挨拶まわりではローマ字読みでしたが日本語発音で挨拶しました。

その他、2日間でしたが学校に登校し、家庭科室ではアップルパイ作りなどで学生達と友好を深めました。短い日程でしたが,小坂の康楽館や冬の十和田湖、八甲田の樹氷、あめっこ市では震災遺児教育支援青少年募金活動に参加、郷土料理きりたんぽ鍋の食事会など文化と自然に触れ合うことが出来ました。初めの不安が最後には充実の日々に変わっていました。今回多くの協力のもと無事ホストファミリーの責を終え感謝の気持ちでいっぱいです。 

謝謝