会長の時間 2020年12月4日 第2736回例会

秋田港 2020年12月7日

【干支の話】

今年も残すところ後27日となりました。今年の干支は子(ねずみ)でしたが、私はねずみが大嫌いです。蛇は特別怖くもありませんが、ねずみを見ると飛び跳ねてしまいます。特に尻尾が嫌いです。ミッキーマウスは嫌いじゃないですけれど・・・・・(笑)。

ねずみは「ネズミ算」という言葉があるほど、子どもをどんどん産んで数を増やしていくことから「子孫繫栄」の象徴でもありますが、今年に限ってはコロナの患者がどんどん増えて死者がどんどん増えた年でした。株式市場には「子年は繁栄」という格言があり、株価が上昇する傾向があると言われています。東京オリンピック・パラリンピックが無かったにもかかわらず株価は上昇しているのでその格言もあながち間違いではなさそうです。

来年の干支は丑(うし)です。丑年生まれの人は、努力家でマイペースということを言われます。牛が草を食べる時しっかりと反芻するように、何事もじっくりと考えて、納得がいくまではなかなか動き出しません。その代わり、いったん意志が決まると他人の意見に惑わされることなく自分のペースで突き進んでいきます。温厚な性格で頭の回転が良く、面倒見の良い人が多いので、リーダーとして頼られることが多いそうです。

当クラブの丑年生まれは松田悦朗会員です。まさに、先程述べた性格そのものです。ちなみに私のカミさんも丑年です。

牛を含むことわざ・慣用句を調べてみました。

①商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)・・・商売をするには、短期間に大もうけをしようとすれば失敗するものだから、牛の涎のように細く長く切れ目なく気長に続けねばならないという意味。

②牛に経文(うしにきょうもん)・・・牛にお経を聞かせてみても、何の効果もないたとえ。同じような意味に、牛に対して琴を弾ず・・・愚か者には、いくら立派な話をしてもなんの役にもたたないことのたとえ。

③牛に引かれて善光寺参り・・・昔、長野の善光寺近くに住んでいた不信人で欲深い老婆が、さらしていた布を隣の家の牛が角に引っかけて走り出したのを見て、その牛を追っていくうちに善光寺にたどり着き、それがきっかけで度々善光寺に参拝するようになり、信仰の道に入ったという言い伝えから。つまり他人の誘いや思いがけない偶然で、良い方面に導かれることのたとえ。

④牛は牛連れ、馬は馬連れ・・・牛は牛同士、馬は馬同士、同類や似た者同士は自然とあつまりやすいことのたとえ、また似た者同士で物事を行えば、うまくいくということ。

最後に私が一番好きな言葉です

⑤鶏口となるも牛後となるなかれ・・・鶏口は鶏の口の意味、牛後とは牛の尻の意味から転じて、大きな集団の中で尻にいて使われるよりも、小さな集団であっても長となるほうがよいということ。

 八橋人形(丑)