「奨学金プロジェクト」の活動について

湯沢 2020年10月6日

                        

湯沢RCでは青少年奉仕活動の一環として、奨学金プロジェクトを43年継続して行ってきております。
この、奨学基金委員会は故大友利助氏1977年から地区ガバナーとして当ロータリークラブから選出されたのを記念して創立されました。以来、地域の高校生の育英奨学の事業として取り組んで参りました。
毎年、湯沢雄勝郡に住む高校生の中から、学業成績優秀で模範となる生徒さんを各学校から推薦頂き、3名に各10万円を贈呈してきました。奨学生の選考は「学業成績が優秀と認められる者」「生徒の模範とされる学校生活を送っていると認められる者」「修学にあたり学資の援助が望ましいと認められる者」の3点の選考基準により学校長に推薦を求め、その賛否を当クラブ奨学基金委員会が規定し沿って審議し、会長が決定交付する仕組みとなっております。
今年も「基本的教育と識字率向上月間」中の9月10日、3134回例会に於いて推薦校の先生と3名の奨学生をお呼びして交付式を行ったところです。現在では207名の奨学生が奨学金を受け取り、期待をいっぱいに背負って、自分の目指す場所に向けて頑張ってくれているものと思います。
奨学金の使用については、制限がないものの、学資・参考資料の購入はもとより、修学旅行の補助・受験のための旅費等にも活用されたとの報告を伺っております。学校卒業後の進路状況報告にも、希望する道に進めた喜びと感謝が多く寄せられていることから、このプロジェクトが果たす役割は大きいと自負するところであります。
今年は春からコロナウイルスの蔓延により様々な変化が否応なしにありました。そして今もなお社会は不安定な状況です。基金運用状況も厳しいところで
はありますが、「夢見る事の出来る人」「困難に立ち向かえる人材」が、社会では今後ますます必要とされるでしょう。
 この奨学金プロジェクトがその一助になることを切に期待し、これから先も「湯沢の宝」を我々湯沢の地から応援していきたいものです。
                        湯沢ロータリークラブ
                        奨学基金委員長 戸部 克相